taxin's notes

読書、勉強メモ etc.

仕事における感情の変化に1on1で向き合った話

勤労感謝の日なので (?) 仕事の話をします。

記事のタイトルにある通り、仕事と感情の変化についてSREのテックリード (TL) と1on1で会話する機会がありました。

最近は、エンジニアとして「気分良く」仕事ができるかということを考えています。もちろん仕事の締切を守るとか求められるアウトプットを出すように最大限勤めるとかは前提とした上でです。

仕事におけるモチベーションや行動力につながるのはもちろんですが、自分の傾向として「気分が良い」方が視野が広くなり興味関心や思考をチ-ム外・社外の物事まで向けやすくなるというのがあります。

私の所属するチ-ムでは2週間スプリントでスクラムを行っているのですが、あるスプリントで「気分良く」仕事ができていない状態になっていました。

  • タスクが想定より時間がかかってしまった
  • タスク完了までに設けているチェックポイントに達するまでの時間もかかっていた
  • 自分でコントロールしづらい要因もあり、タスクに対応する期間が間延びしていた

よくある話だと文字にして客観的に見ても思うのですが、どうもモヤモヤするので個別にTLと1on1で壁打ちをすることになり、下記のようなことを自覚するに至りました。

  • タスク完了までの間に設けているチェックポイントの到達状況と満足度は線形に比例しない
    • タスクが完了しなければ、感覚的に満足することはほぼない
  • 個人で抱えているタスクの並列度、完了度合い、タスクの実施期間は本記事でいうところの「気分」のパラメーターとなる
  • 自分のご機嫌取りを兼ねて小さい粒度のタスクを片付けることで達成感を得ていたが、そのスプリントは該当するタスクが無かった
    • 厳密には無いわけではなかったが、スプリントにちょうどいい粒度ではなかった(と考えていた)
  • 1on1で自覚した内容を踏まえると、様々あるパラメーターの中で個人的に重要度の高いパラメーターはタスクの完了度合いとなる

上記の内容を踏まえて、1on1の中ではスプリント内で片付けられる「ちょうどいい隙間タスク」を用意する、拾いに行くための話をしていました。

暗黙的に自覚してそれとなく自分のご機嫌取りをしていたと思うのですが、改めて思考を言語化すると面白いというのが率直な感想ではあります。また、言語化することによって、より客観的な視点を獲得して、同じようなケ-スにハマることを避ける狙いもあったので、この回は個人的に良い1on1だったかなと思ったのでした。

この話は、開発チ-ムのKPTで共有して詳細聞いてみたいと話があったのでまとめていたのですが、会社の同僚が1on1についてのブログを書いていて、便乗しよう これと絡めてみようと思い書き直しました。

tomato3713.hatenablog.com

「ということで人が1on1の時間に何を考えてどう使っているのか気になっている。」

「1on1をどう使っているか」と自分で考えた時に、自身の暗黙的な認知や思考を引き出してもらうために時間を使う傾向があります。1on1の中では、それらを言語化するということがゴ-ルになります。目に見えなく実態がわからないものをどうにかするより、言語化されて実態が見えた方が自分一人でも対処しやすいだろうという実感があるからです。

ただ、引き出してもらうために何をすべきなのかを方法論立てて説明するのは正直難しくて、感覚的に自己開示しながらやっていますくらいしか言えないです。これはうまいこと言語化できたらブログに書くかもしれないです。

そもそも、自身で言語化できる能力を獲得するというのも、その先のゴ-ルにあると思っています。下記のようなポストを見かけたのですが、多少なり通じる部分がありそうです。思考を可視化するのはブログに書いたり言語化することだと思うので、これも一つのレベルの上げ方なのかもしれないですね。

夜ご飯食べた後に散歩しながらブログを書きました。散歩途中でちっこいトイプードルに懐かれたので今日はいい日です。